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子どもの肉離れとは

肉離れとは、筋肉に強い負荷がかかった際に、筋繊維が損傷するケガのことです。特にスポーツをしている子どもに多く見られ、太ももやふくらはぎの筋肉でよく発生します。肉離れを放置すると再発しやすくなるため、適切なケアと予防が大切です。
子どもの肉離れの原因
急なダッシュやストップ動作
短距離走やサッカー、バスケットボールなどの急激な動きが筋肉に強い負担をかける。
ウォーミングアップ不足
体が十分に温まっていない状態で運動すると、筋肉が伸びにくくなり、損傷しやすくなる。
筋力や柔軟性の不足
成長期の子どもは筋肉がまだ十分に発達していないため、負荷がかかると損傷しやすい。
過度な運動や疲労の蓄積
連日の練習やハードな運動で筋肉が疲労すると、回復が追いつかずケガにつながる。
水分不足や栄養不足
筋肉の疲労回復には十分な水分と栄養が必要。不足すると筋肉の柔軟性が低下し、損傷しやすくなる。
こんなお悩みありませんか
- ・スポーツ中に急に足に強い痛みを感じた。
- ・太ももやふくらはぎに腫れや内出血が見られる。
- ・ふくらはぎや太ももを動かすと強い痛みがある。
- ・歩くと痛みがあり、かばうようにして歩いている。
- ・一度治ったと思っても、再発しやすい。
関連症状
筋肉の腫れや内出血
肉離れによる血管の損傷で、内出血や腫れが起こる。
筋肉の違和感や張り
完全な断裂でなくても、筋肉に張りや痛みを感じることがある。
関節の可動域制限
筋肉の損傷により、動かしにくくなることがある。
セルフメンテナンス
RICE処置(捻挫の応急処置)
Rest (安静) |
無理に動かさず、患部を休ませる。 |
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Ice (冷却) |
15~20分程度、氷や冷却パックで冷やす。 |
Compression (圧迫) |
包帯やサポーターで軽く圧迫し、腫れを防ぐ。 |
Elevation (挙上) |
患部を心臓より高くして、血流を調整する。 |
腫れが引いたらリハビリを開始
- ・徐々にストレッチを取り入れ、筋肉をほぐす。
- ・軽い筋トレを行い、再発を防ぐ。
運動前後のケアをしっかり行う
- ・ウォーミングアップを十分に行い、筋肉を温める。
- ・運動後はストレッチやアイシングを取り入れる。
栄養と水分補給を意識する
- ・タンパク質やビタミンB群をしっかり摂取し、筋肉の回復を促す。
- ・運動前後にこまめに水分補給をする。

肉離れはスポーツを頑張る子どもに多く見られるケガですが、適切なケアを行うことで早期回復が可能です。ママこケアでは、肉離れの回復をサポートし、再発防止のためのアドバイスも行っています。無理せず、しっかり治して元気にスポーツを楽しみましょう。

- 監修者
- ミツカル接骨院 院長
- 𠮷原 幸治
高校卒業後、柔道整復師国家試験に合格し、1年後にははり師・きゅう師国家試験に合格。有限会社やまがたに入社後、静岡県東部の接骨院、静岡市内接骨院に勤務し学園みずほ接骨院で院長を経験後、2022年3月にMARK IS 静岡にてミツカル接骨院を開院。現在は接骨院にて接骨業だけでなく鍼灸施術、ちびっこはり(子ども向け)と幅広い施術を行う。
- 保有資格
- 柔道整復師、はり師・きゅう師、認定卒後臨床研修指導柔道整復師認定、ちびっこはり勉強会修了