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子どもの捻挫とは

捻挫(ねんざ)とは、関節を支える靭帯や筋肉に強い負荷がかかり、損傷を受けることを指します。子どもは活発に遊んだり、スポーツをしたりするため、足首や手首の捻挫が起こりやすくなります。捻挫を放置すると痛みが長引いたり、再発しやすくなるため、適切なケアが必要です。
子どもの捻挫の原因
運動やスポーツ中の負荷
突然の方向転換やジャンプ、転倒によって関節に負担がかかる。
足元の不安定さ
でこぼこした地面や不安定な靴によって、バランスを崩しやすくなる。
筋力や柔軟性の不足
成長期の子どもは関節が柔らかく、捻挫しやすい傾向がある。
姿勢の乱れや骨格のゆがみ
猫背やO脚・X脚などが原因で、関節への負担が増えることがある。
急な動きや無理な負担
急に走り出したり、無理な姿勢で踏ん張ったりすると、関節を痛めやすくなる。
こんなお悩みありませんか
- ・足首や手首をひねった後に痛みが続く。
- ・腫れや内出血が見られる。
- ・歩くと痛みがあり、かばうように歩いている。
- ・スポーツ中に捻挫を繰り返してしまう。
- ・しばらく経っても痛みや違和感が残る。
関連症状
関節の腫れや内出血
捻挫によって血管がダメージを受けると、腫れや青あざができる。
関節の可動域制限
痛みにより、関節を動かしにくくなることがある。
歩行時の違和感
血行不良が影響し、痛みが強くなることがある。
セルフメンテナンス
RICE処置(捻挫の応急処置)
Rest (安静) |
無理に動かさず、患部に負担をかけない。 |
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Ice (冷却) |
15~20分程度、氷や冷却パックで冷やす。 |
Compression (圧迫) |
サポーターや包帯で軽く圧迫し、腫れを防ぐ。 |
Elevation (挙上) |
患部を心臓より高くして、血流を促す。 |
腫れが引いたら軽いストレッチ
- ・痛みが和らいできたら、ゆっくり関節を動かし、可動域を広げる。
- ・無理のない範囲で足首や手首を回すストレッチを行う。
再発予防のための筋力トレーニング
- ・足首や手首の柔軟性を高めるストレッチを取り入れる。
- ・体幹トレーニングを行い、バランスを整える。
靴やサポーターを見直す
- ・クッション性のある靴を選び、足首の負担を軽減する。
- ・運動時はテーピングやサポーターを活用し、関節を守る。

子どもの捻挫は、スポーツや遊びの中でよく起こりますが、適切な処置とケアを行うことで早期回復が可能です。ママこケアでは、捻挫の回復をサポートし、再発防止のアドバイスも行っています。無理をせず、適切なケアでしっかり治しましょう。

- 監修者
- ミツカル接骨院 院長
- 𠮷原 幸治
高校卒業後、柔道整復師国家試験に合格し、1年後にははり師・きゅう師国家試験に合格。有限会社やまがたに入社後、静岡県東部の接骨院、静岡市内接骨院に勤務し学園みずほ接骨院で院長を経験後、2022年3月にMARK IS 静岡にてミツカル接骨院を開院。現在は接骨院にて接骨業だけでなく鍼灸施術、ちびっこはり(子ども向け)と幅広い施術を行う。
- 保有資格
- 柔道整復師、はり師・きゅう師、認定卒後臨床研修指導柔道整復師認定、ちびっこはり勉強会修了