目次
子どもの便秘とは

子どもの便秘は、排便の回数が少なくなったり、排便時に痛みを伴う状態を指します。通常、幼児は1日に1~2回、大人と同じくらいの頻度で排便することが理想ですが、3日以上出ない場合や、排便時に強い痛みを感じる場合は便秘の可能性があります。
子どもの便秘の原因
食物繊維の不足
野菜や果物の摂取が少ないと、便が硬くなりやすい。
水分不足
十分な水分を摂取しないと、便が硬くなり排出しにくくなる。
運動不足
体を動かす機会が少ないと、腸の動きが鈍くなり、便秘につながる。
トイレを我慢する習慣
幼児期にトイレトレーニングのプレッシャーや外出先でトイレを我慢することが増えると、便意が鈍ることがある。
腸内環境の乱れ
偏った食生活やストレスにより、腸内の善玉菌が減少し、排便がスムーズに行えなくなる。
こんなお悩みありませんか
- ・3日以上便が出ないことが多い。
- ・排便時に痛がったり、トイレを嫌がる。
- ・便が硬く、コロコロしている。
- ・お腹が張って苦しそうにしている。
- ・食欲が落ちている。
関連症状
腹痛やお腹の張り
便が溜まることで、お腹の不快感や痛みを感じることがある。
機嫌が悪くなる
便秘が続くと、不快感から機嫌が悪くなりやすい。
肌荒れや口臭
腸内環境が悪化すると、肌荒れや口臭の原因になることがある。
セルフメンテナンス
食事の改善
- ・食物繊維を多く含む食品を取り入れる(野菜・果物・全粒穀物など)
- ・発酵食品を摂取する(ヨーグルト・納豆・みそ汁など)
- ・こまめな水分補給を意識する(常温の水や白湯がおすすめ)
生活習慣の見直し
- ・毎日決まった時間にトイレに座る習慣をつける。
- ・運動を増やし、腸の動きを活性化する。
- ・ストレスを減らし、リラックスできる環境を作る。
お腹のマッサージ
- ・のの字マッサージ(おへその周りを「の」の字を描くように優しくさする)
- ・足を動かす体操(寝転んで足を自転車こぎのように動かす)

子どもの便秘は成長過程でよく見られるものですが、放置すると排便が怖くなり、便秘が悪化することがあります。無理をせず、少しずつ生活習慣を整えることが大切です。ママこケアでは、子どもの便秘改善をサポートするケアを提供し、腸内環境を整えるアドバイスも行っています。無理せず、楽しくお腹の調子を整えていきましょう。

- 監修者
- ミツカル接骨院 院長
- 𠮷原 幸治
高校卒業後、柔道整復師国家試験に合格し、1年後にははり師・きゅう師国家試験に合格。有限会社やまがたに入社後、静岡県東部の接骨院、静岡市内接骨院に勤務し学園みずほ接骨院で院長を経験後、2022年3月にMARK IS 静岡にてミツカル接骨院を開院。現在は接骨院にて接骨業だけでなく鍼灸施術、ちびっこはり(子ども向け)と幅広い施術を行う。
- 保有資格
- 柔道整復師、はり師・きゅう師、認定卒後臨床研修指導柔道整復師認定、ちびっこはり勉強会修了