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COLUMN
産後の骨盤矯正はいつから始めるべき?|時期・効果・注意点を徹底解説

「産後の骨盤矯正って、いつ始めるのが正解なの?」

出産を終えたママたちの多くが気になるのが、産後の骨盤のゆがみと矯正のタイミングです。

  • 「産後すぐに始めた方がいいの?」
  • 「帝王切開でも大丈夫?」
  • 「そもそも骨盤矯正って本当に必要なの?」

こんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は 「産後の骨盤矯正」についてわかりやすく解説していきます。骨盤矯正の適切な時期・効果・注意点を知ることで、自分に合ったケアが見つかるはずです。

出産後、なぜ骨盤がゆがむのか?

妊娠・出産を通して、女性の骨盤は大きな変化を経験します。

妊娠中〜出産後の変化

  • ホルモン(リラキシン)の分泌により、関節や靭帯が柔らかくなり、骨盤が開く
  • 赤ちゃんが通る産道を確保するため、骨盤周囲の靭帯がゆるむ
  • 出産後も、ホルモンの影響がしばらく続くため、骨盤が不安定な状態に

さらに育児の動作が追い打ちに

  • 前かがみの授乳・抱っこ姿勢
  • 利き手ばかり使う偏った動作
  • 睡眠不足・運動不足
  • これらが重なることで、開いた骨盤がゆがんだ状態で固まりやすくなるのです。

骨盤矯正を始めるベストなタイミングは?

【目安時期】

出産方法 骨盤矯正の開始時期
自然分娩 産後3〜4週間後〜
帝王切開 産後2ヶ月以降〜(医師の許可があれば)

※早く始めすぎると体に負担がかかることも。産後の体調が安定してから始めるのが大切です。

骨盤矯正をすることで期待できる効果

骨盤矯正の5つのメリット

  • 腰痛や股関節の痛みの軽減
  • ぽっこりお腹・体型の崩れを改善
  • 冷え性やむくみ・便秘の解消
  • 肩こり・猫背・姿勢の改善
  • 自律神経の安定と疲労回復力の向上

特に「体型が戻らない」「産後に腰が痛い」というママには、骨盤矯正による体のバランス調整が有効です。

産後の骨盤矯正ってどんな施術をするの?

施術内容は治療院によって異なりますが、主に以下のようなアプローチが取られます。

手技による骨盤の調整

左右差や傾きを見ながら、手技で骨盤の位置を整えます。

姿勢・歩き方の指導

日常生活のクセからくる骨盤のゆがみを防ぐため、座り方・立ち方・歩き方もチェック。

骨盤周囲の筋肉トレーニング

骨盤を支える「骨盤底筋」や腹部のインナーマッスルを目覚めさせる運動も組み合わせます。

自宅でできる!セルフ骨盤ケアのポイント

忙しいママでも取り入れやすいケア方法を紹介します。

朝の深呼吸と骨盤まわし

骨盤を前後・左右にやさしく揺らすことで、血流が良くなり筋肉のこわばりもほぐれます。

寝る前のストレッチ

腰〜お尻にかけてのストレッチを行い、骨盤の周囲をゆるめましょう。

姿勢を意識

授乳や抱っこの姿勢で前傾が続くと骨盤がゆがみやすくなります。クッションや授乳ベルトで姿勢をサポート。

柔道整復師・鍼灸師 監修コメント

産後の骨盤のゆがみを放置してしまうと、腰痛・肩こり・体型の崩れだけでなく、内臓の機能低下や慢性的な疲労、自律神経の不調にもつながるリスクがあります。骨盤は“体の土台”です。出産後のリカバリー期に、適切なタイミングでケアを行うことは、ママ自身の健康を守るうえでもとても重要です。

専門院でのケアを取り入れて、無理なく整える

「セルフケアだけでは不安」「正しい方法が分からない」そんな時は、プロのサポートを取り入れるのも選択肢のひとつです。

ままとこどものからだケア

ママこケア掲載の治療院では…
•産後骨盤矯正の経験豊富なスタッフが在籍
•キッズスペース完備など、通いやすい環境
•姿勢・筋力・生活習慣までトータルサポート
※各治療院により対応内容が異なるため、詳細は各院に直接ご確認ください。

あなたに合った“骨盤矯正の始めどき”を

産後の骨盤矯正は、「出産から○週間後が正解」と一律には言えません。大切なのは、自分の体調と生活に合わせて、無理なく始めること。ママの健康が整うことは、家族全体の笑顔にもつながります。気になる不調がある方は、ぜひ一度、専門家にご相談ください。

産後の骨盤矯正に関するよくある質問

Q1:骨盤矯正をしないとどうなる?将来的なリスクは?
A1:骨盤のゆがみが放置されると、体型が戻らないだけでなく、慢性的な腰痛や肩こり、尿もれ、下半身太りなどのリスクが高まります。また、姿勢の崩れが原因で自律神経が乱れやすく、イライラや不眠、疲れやすさといった症状につながることも。将来的には関節の変形や慢性疲労などを引き起こす可能性があるため、早めのケアが重要です。
Q2:骨盤矯正は毎日やったほうがいいですか?
A2:施術は週1〜2回の頻度で継続するのが一般的ですが、日常生活での正しい姿勢や簡単なストレッチを毎日続けることは効果を高める鍵です。ただし、無理な運動や間違った方法は逆効果になることもあるので、施術者のアドバイスを受けながら無理なく継続しましょう。
Q3:産後に骨盤矯正を始めると体重も落ちやすくなりますか?
A3:骨盤のゆがみが改善されると、内臓の位置が正常化し、代謝が上がりやすくなります。これにより「痩せやすい体」になる人も多く、産後ダイエットの一環として骨盤矯正を取り入れるママも増えています。ただし、食事・睡眠・運動なども合わせて見直すことが大切です。
Q4:骨盤ベルトを使っていれば骨盤矯正は必要ないですか?
A4:骨盤ベルトは一時的なサポートにはなりますが、ゆがみを「根本から整える」ことはできません。ベルトは正しく使えば補助的に有効ですが、筋肉バランスや骨格の調整を目的とする施術とは役割が異なります。ベルトと骨盤矯正は併用がおすすめです。
Q5:骨盤矯正でぽっこりお腹は改善できますか?
A5:骨盤が開いたままだと内臓が下がり、下腹が出やすくなります。骨盤矯正によって骨盤の角度や位置が整うと、内臓の位置が安定し、ぽっこりお腹の改善が期待できます。あわせて腹部のインナーマッスルを鍛えることも効果的です。
Q6:産後の骨盤矯正は何回くらい通えばいいですか?
A6:通院回数は体の状態によって異なりますが、目安として6~12回程度が一般的です。初期はなるべく詰めて、その後は2週に1回など、徐々に間隔を空けながら継続するパターンが多いです。自覚症状がなくなっても、メンテナンス的に継続することが推奨されます。
Q7:骨盤矯正は何歳まで効果がありますか?
A7:骨盤矯正は産後に限らず、何歳でも受けることが可能です。ただし、産後1年以内は骨盤の靭帯が柔らかく、矯正の効果が出やすい「ゴールデンタイム」とも言われています。それ以降でも姿勢改善や腰痛ケアの目的で受ける方は多く、年齢制限はありません。
Q8:授乳中に骨盤矯正を受けても問題ないですか?
A8:基本的に問題ありません。ただし、うつ伏せや強い圧が苦手な方は、体勢に配慮した施術ができる治療院を選ぶと安心です。授乳による姿勢のクセや肩こり・首こりなども同時にケアできるため、授乳中こそ骨盤矯正が役立つタイミングとも言えます。
Q9:産後の骨盤矯正は保険適用されますか?
A9:原則として、産後の骨盤矯正は自由診療(保険適用外)となる場合がほとんどです。ただし、腰痛や関節痛などの症状がある場合、一部保険が適用されるケースもあるため、事前に施術院へご相談ください。
Q10:ママこケア掲載の治療院ではどんな骨盤矯正が受けられますか?
A10:ママこケアで紹介している治療院では、産後特有の悩みに特化した骨盤矯正を提供しており、柔道整復師・鍼灸師による安全な手技、生活指導、ストレッチサポートなどが受けられます。キッズスペース付きや、お子様連れ歓迎の施設もあるため、安心して通える環境が整っています。詳しくはお近くの治療院ページをご確認ください。