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COLUMN
おうちでできる!子どもの姿勢チェック5選と「側弯症」早期発見ガイド

スマホ・ゲーム時代の子どもたちに、今こそ必要な「家庭での体チェック」


こんなお悩み、ありませんか?

  • 子どもの姿勢が最近崩れてきた気がする
  • 肩の高さや背中の左右差が気になる
  • 側弯症の可能性を見逃したくない
  • 自宅で簡単にチェック・ケアする方法を知りたい

子どもの姿勢は「見た目」だけでなく、集中力・運動能力・呼吸・自律神経にも深く関係します。特に10歳前後〜中学生の成長期は、姿勢が崩れやすく「背骨のゆがみ(=側弯症)」が進行するケースも。
大切なのは、早期に気づき、正しくケアすること。この記事では、専門家監修のもと「おうちでできる姿勢チェック法」と「側弯症を見逃さないポイント」をご紹介します。

子どもの姿勢チェック|家庭でできる5つのポイント

壁に背中をつけて立たせてみる

チェック項目:頭・肩甲骨・お尻・かかとが自然に壁につくか?
→ 離れてしまう場合、猫背・反り腰・骨盤の傾きの可能性。

肩の高さに左右差がある

正面から見て、どちらかが下がっていないか?
→ 背骨の側方へのゆがみ(=側弯症)のサインにも。

前屈したとき、背中の高さが非対称

肩甲骨の出方や腰の膨らみに差があるか?
→ 側弯症のセルフスクリーニングで特に重要です。

歩き方・立ち方が傾いている

写真や動画で「いつも同じ方向に体が傾いている」場合
→ 骨盤のゆがみや体幹筋のアンバランスの可能性あり。

片足立ちが明らかに苦手な方がある

左右でバランスの取りやすさに差がある?
→ 筋力や神経バランス、姿勢保持力の問題が隠れているかも。

側弯症(そくわんしょう)とは?

背骨が左右に曲がり、ねじれも加わる「脊柱側弯症」。痛みがなく進行することも多く、気づかれにくいのが特徴です。特に10〜13歳ごろの女の子に多い傾向があります。


側弯症の初期サイン

  • 肩の高さが違う
  • 肩甲骨の出っ張りに差がある
  • 腰のくびれ方が左右で違う
  • 前屈で背中が盛り上がる

自宅でできる!姿勢サポート習慣

習慣 内容 期待される効果
壁立ち習慣 朝・夜に壁に背をつけて10秒 良い姿勢の体感・癖づけ
椅子・机の見直し 机が高すぎ・低すぎていないか? 勉強時の姿勢安定
バランス遊び 片足立ちやつま先歩きなど 体幹と左右バランスの強化
ストレッチ 前屈・側屈・肩甲骨まわしなど 可動域と血行改善
太陽を浴びる 朝の光で体内リズム整える 自律神経・ホルモン安定

柔道整復師・鍼灸師の監修コメント

成長期の子どもたちは「骨が先に伸び、筋肉が追いつかない」状態になりがちです。姿勢不良や背骨の側弯は、早期に気づいて整えることで、将来の腰痛・頭痛・集中力低下の予防にもなります。自宅での姿勢チェックを習慣にし、少しでも気になる変化があれば専門機関に相談してください。

姿勢や側弯が気になるときは、ママコケアで対応可能な治療院をチェック!

ままとこどものからだケア

ママコケア掲載の治療院の中には、以下のような子どもの姿勢サポートを行っているところもあります

・成長期の背骨・骨盤評価
・側弯症の疑いがある場合の身体チェック
・ストレッチや体幹トレーニング指導
・姿勢の崩れに対する調整施術

※対応内容は院によって異なります。詳しくは直接ご確認ください。

姿勢に関するよくある質問

Q1:子どもの姿勢が悪いと学力や集中力に影響しますか?
A1:姿勢が崩れると、呼吸が浅くなり脳への酸素供給量が低下することで、集中力や記憶力にも悪影響を及ぼします。また、背中が丸まった状態では胸郭が狭くなり、自律神経も乱れやすくなるため、学習への意欲やパフォーマンス低下が見られるケースもあります。
Q2:側弯症と姿勢の悪さはどう違うの?
A2:側弯症は背骨が左右にねじれて湾曲している状態で、先天性や思春期の成長に伴うものなど、構造的な変形が背景にあります。一方、猫背や反り腰などの「姿勢不良」は、筋肉の使い方や日常生活習慣によるもので、定着する前なら改善が可能です。
Q3:子どもの猫背は何歳くらいから注意すべき?
A3:小学校中学年ごろ(8〜10歳)は、骨格や筋肉が急激に発達し始める時期です。この頃に悪い姿勢が癖づくと、成長とともに定着しやすく、骨格や内臓の位置にまで影響を及ぼす可能性があります。できれば低学年のうちから正しい姿勢を意識させたいところです。。
Q4:スマホやゲームが子どもの姿勢に与える影響は?
A4:長時間のスマホ・ゲーム使用は、自然と目線が下がり、首が前に出て猫背になります。この「ストレートネック」の状態が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、自律神経のバランスも崩れやすくなります。また、眼精疲労や睡眠の質低下も引き起こすため注意が必要です。
Q5:子どもの骨盤の歪みはどうやってチェックできますか?
A5:鏡の前で立たせて肩・腰の左右差を見る、歩行時に片足だけ外向きになっていないか確認する、イスに座った際に足を組む癖があるか観察するなどで、日常のヒントを拾うことができます。正確な診断は、柔道整復師など専門家による姿勢・骨格チェックがおすすめです。
Q6:成長期の運動部の子どもは姿勢が崩れやすい?
A6:はい。特に一方向への動作(投球、蹴り、ラケット使用など)が多い競技では、筋肉や骨格に偏りが生じやすく、左右非対称な姿勢が定着しやすくなります。休息やクロストレーニング(多面的な運動)も取り入れ、バランスよく体を使うことが大切です。
Q7:側弯症は親が見てもわかるものですか?
A7:軽度の側弯症は外見では気づきにくいことが多く、学校検診などで偶然見つかることもあります。ただし、肩の高さの違い、前屈時に背中の盛り上がりが左右で異なる場合などはサインとなるため、違和感がある場合は専門医の診察を受けましょう。
Q8:子どもの姿勢を良くする椅子や机の選び方は?
A8:椅子に座ったときに足裏がしっかり床につき、膝が約90度になる高さが理想です。机の高さは、ひじを曲げて90度で自然に置ける位置が目安です。高さ調整のできるデスクセットが理想ですが、足台やクッションを使って工夫するのも有効です。
Q9:学校の検査で姿勢も見てもらえる?
A9:基本的には視力・聴力・歯科などの検査が中心ですが、側弯症の簡易チェックを実施している学校もあります。とはいえ詳細な姿勢・骨格の評価はされないため、心配な場合は整形外科や姿勢の専門家への相談をおすすめします。
Q10:自宅で使える子どもの姿勢矯正グッズはありますか?
A10:姿勢矯正ベルト、猫背防止チェア、骨盤サポートクッションなどがありますが、成長途中の子どもに使用する場合は、過度な矯正にならないよう注意が必要です。使う際は、身体の発達状況や姿勢のタイプに合ったものを選ぶことが大切です。